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「ルフィ」事件 現地 メディア明かす幻の“脱走計画 [J-POP]

「ルフィ」事件 現地メディア明かす幻の“脱走計画”(2023年6月10日)

取材ディレクター:富樫知之
「高い塀にずっと囲われています。上には有刺鉄線が巻かれています」

ここは2月に強制送還されるまで渡邉優樹容疑者らが収容されていた、あのビクタン収容所です。

渡邉容疑者らのグループによる特殊詐欺の被害は60億円以上に及ぶとみられています。さらに、渡邉容疑者ら幹部4人は狛江市での強盗致死事件など、全国で相次いだ凶悪な強盗事件への関与も疑われています。

被害者は…。

リサイクル・金券ショップ「てんとう虫」:内藤政行店長(76)
「骨が3カ所。頬と鼻骨と唇が切れてしまって、6針縫いました。早く上層部がつかまってくれればいいと思います。まだ完全に解決してない」

取材ディレクター:富樫知之
「取材を進めると、ここフィリピンなどに渡邉容疑者らグループのメンバー20人ほどが潜伏している可能性があることがわかりました」

取材班がたどり着いたのが、渡邉容疑者らを長年追い続け、独占インタビューにも成功した大手メディアに勤めるジョン氏です。

フィリピン大手テレビ局「GMA」:ジョン・コンスルタ氏
「今も取材を続けています。渡邉のグループと関連するもう一つのグループがまだフィリピンに残っています。行きましょう」

車に乗り込み、向かったのはフィリピンの首都、マニラの中でも落ち着いた場所です。

フィリピン大手テレビ局「GMA」:ジョン・コンスルタ氏
「まだそこまで人が密集していません。そして、ビルの家賃もそこまで高くないです。高級な場所であれば人に注目されますが、庶民的な場所であれば誰も気に留めません。(犯罪者は)こういった街中の庶民的な場所を選びがちです」

一方で、場所を変えて、ジョン氏が見せてくれたのが渡邉容疑者らの驚きの計画でした。

フィリピン大手テレビ局「GMA」:ジョン・コンスルタ氏
「これが渡邉の脱走計画です。『逃がしてくれれば、5000万ペソ(約1億2000万円)の現金をあげるよ』と言ったそうです」

渡邉容疑者らを独占インタビューしたジョン氏が知った容疑者らの“脱走計画”。

フィリピン大手テレビ局「GMA」:ジョン・コンスルタ氏
「あるグループが渡邉らを逃がそうとしていました。渡邉が収容中に気分が悪いと主張して、病院に搬送され、最終的に別のグループが病院から彼を解放します。彼を病室から連れ出し、窓か別の出口のドアから脱出させる予定でした。私の知る限り、(脱走計画を手助けした)グループからは誰も逮捕されていません」

脱走計画の協力者はいまも潜んでいるといいます。
一方、渡邉容疑者らへの独占インタビューで、彼らは強盗事件の指示役“ルフィ”について否定を続けたといいます。

フィリピン大手テレビ局「GMA」:ジョン・コンスルタ氏
「あなたはルフィですか?と私は聞きました。すると、(渡邉は)『ノー』と答えました。『絶対ですか?』と何度も聞きましたが、『私はルフィではありません』と答えました」

サタデーステーション 6月10日OA
[テレ朝news] https://news.tv-asahi.co.jp



tag: ニュース,テレビ朝日,provided,ニュース企画,本編のみ,サタステ,外国語,全国強盗事件
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